オーガニックの危険性!?絶対押さえるべき2つのPOINTを徹底解説

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オーガニックの危険性!?

実は、危険なオーガニック農産物が存在します。
何を言っているんだ?と思われるかもしれませんが、
これが実はかなり重要です。

その原因は
①オーガニックにおける農薬の使用
②オーガニックと有機肥料の関係
という2つの大きなポイントがあります。

オーガニック農産物=絶対的な安心・安全
では決してない。

むしろ危険性が含まれる可能性が大いにある。
ということを是非知っておいて欲しいと思います。

この記事で述べる内容は、非常に有益な情報であり、
特にオーガニックという選択を始めようとする、
初心者が特に知っておくべき内容になっています。 

本記事においては、オーガニックの裏側を解説します。
この記事を読むと、本当に安全な農産物は何か?という事と、
本当に安全な農産物の選び方がわかるようになります。

オーガニックに特化した自家焙煎店のマスターが
オーガニックの世界に関わって10年間で知り得た知見から
わかりやすく解説します。

有機JASの裏側

本記事の中では有機JASについて、一般的には
あまり知られていない事柄を取り扱います。

前提として述べておかなければならない事があります。

有機JASは現状、安全・安心な農産物を消費者が選択する際の
大きな目安の1つとなっています。
有機JASを取得し、生産販売する農家の方々の
苦労や必要なコストたるや、相当なものがあります。
決して有機JASについて否定的に捉えてほしい訳ではありません。
大切な認証であり、非常に有益な認証である、
という前提を踏まえつつも、

その一方で、私たち消費者が知っておくべき、
有機JASや有機農産物の別の側面という内容がありますので、
そこを解説していきたいと思います。

有機JASは食の安全を保証しない

有機JASマークは本来、人の食への安全のためのものではない
という事をご存知でしょうか?

有機JASの条文を転記します。 

“有機農産物は、次のいずれかに従い生産することとする。農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力(きのこ類の生産にあっては農林産物に由来する生産力、スプラウト類の生産にあっては種子に由来する生産力を含む。)を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において生産すること。採取場(自生している農産物を採取する場所をいう。以下同じ。)において、採取場の生態系の維持に支障を生じない方法により採取すること。

何やら難しい文章ですが、大事なのは太字の部分です。

有機JASが定める有機農産物というのは、
「自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける」
「環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法」
ということが定義として定められているという事です。

つまり、有機JASの元々の目的は、
農産物の安全性を定めるためのものではなく、
どのような農業の方法によって栽培されたものかを定めるもの
である、
というポイントがあります。

農林水産省のアンケート調査(2018年調べ) によると、
有機食品のイメージについて、回答者の86.0%が「安全である」、
79.5%が「健康によい」と答えているというデータがあるように、
多くの人が有機食品に対して安全、安心というイメージを
抱いているという事がわかります。

ですが、これは根本的には、有機JASの観点とは
ずれが生じているという事になります。

有機JASの問題点 ①無農薬の間違い

有機JASだから無農薬なんでしょ?
答えは NO。
実は有機JASでも使用して良いという農薬が存在します。

有機JASで使用して良い農薬というのには条件があり、
化学合成されていないという条件が付きます。
その数は31種類ほど。

わかりやすい所で、どのようなものかというと、
・除虫菊(蚊取り線香にも使用される植物)の天然成分抽出剤、
・マシン油(鉱物由来の油)や菜種油の乳化剤
・硫黄粉剤、銅粉剤、生石灰など鉱物由来の粉剤
などが挙げられます。

化学合成されていないなら、安全でしょ?
という考え方もできますが、
大事なのは、これらの農薬をいくら使用しても、
有機JAS認証を取得することが可能という事です。
使用できる農薬の制限はありますが、
使用可能な農薬の量に対しての制限はないという仕組みがあります。

何事も、過ぎたるは及ばざるが如し
と言いますが、危険性の低い農薬だとしても、
過度の使用は弊害を起こす可能性があります。

有機JASの問題点 ②有機肥料

有機JASと有機肥料の問題点は結構奥深いため、
いくつかのセクションに分けて解説して行きます。

有機肥料とは?


主な有機肥料として大きく分けると、
動物性堆肥 牛糞、豚糞、鶏糞、魚粉、骨粉、カキ殻などを原料とする
植物性堆肥 腐葉土、米ぬか、油かす、草木灰などを原料とする
の2種類が挙げられます。

化学合成されていない、自然由来の肥料ということになります。

ここで問題になるのは、特に前者の動物性堆肥です。
動物性堆肥とは、要するに家畜の排泄物。
ということは、家畜が何を食べ、
どのような健康状態で飼育されているかが
肥料の質にとって重要になります。

動物性堆肥の問題点 

動物性堆肥には2つの問題点があります。
・遺伝子組み換え+農薬使用の飼料。
・薬漬けの飼育環境
この2点になります。

遺伝子組み換え飼料と農薬

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現在の畜産業の9割は遺伝子組み換えの餌を与えて
行われていると言われています。

遺伝子組み換えと農薬の使用はセットなので、
遺伝子組み換えの餌には当然農薬が使用されています。

例えば、除草剤を例に挙げます。
除草剤は雑草を駆除するもの。
雑草の問題はどこの農家でも頭を悩ますもの。
雑草が生えることで、雑草に土の養分が取られたり、
雑草の繁殖の勢いに負けて、野菜が育たなくなる、
収穫の際に雑草と野菜の選別をしなければならない手間がかかる
など、生産効率を大きく落とす一因になってしまいます。

だったら、薬を撒いて、雑草を退治すればいい。
というのが除草剤の発想です。
現在主に使用されている除草剤の多くは、
雑草を枯らして駆逐する薬です。

例えば、麦の栽培でいうと、
麦を植える前、生育過程、収穫前というように、
数回にわたって除草剤を散布します。
除草剤は一回撒けば万能ではなく、
除草剤を撒いても、しばらくすると、
また雑草が生えてきます。
除草剤の散布は、一回ではとても足りないのです。

ちょっと待って。
雑草を枯らすということは、麦も枯れちゃうんじゃないの?
と思った方、正解です。

通常であれば、除草剤を撒けば、麦も枯れます。
そんなことをしては、元も子もありません。

そこで、遺伝子組み換え作物の出番です。
除草剤が撒かれても枯れないという、
除草剤に対する耐性を持った
麦を遺伝子組み換え技術によって作り
ます。
この麦は除草剤に対する耐性があるので、
除草剤を撒いても、雑草だけが枯れて、
麦はすくすくと育ち続ける事ができます。

これは麦に限って行われていることではなく、
あらゆる農作物に適応されている現状があります。

これが農薬と遺伝子組み換え作物がセットという例です。

除草剤については、これに奥が深く、
1つの記事が書けてしまうボリュームがあるので、
別記事にて詳しく書きたいと思います。

除草剤と遺伝子組み換え技術の掛け合わせで、
効率的に穀物を大量生産する事が可能となります。
ということは安価な飼料を大量に作る事ができ、
当然安価な飼料を畜産業界は求めて購入し、
家畜に与えます。
遺伝子組み換えの麦、米、トウモロコシなどです。

その家畜が出す排泄物が、堆肥として
使用されているという点が大きな問題です。

薬漬けの畜産業

家畜というのは、病気になっては困ります。
人間と同じく、ワクチンによる予防接種をします。
また、餌に抗生剤など薬剤を混ぜて与えます。

日本において農林水産省が認可している、
家畜に投与するワクチンの総数は、
なんと645種類。
これは哺乳類(ペット含む)、鳥類、魚類に対して
行われているワクチンの総数になります。

注射、点眼、点鼻、噴霧、散布
飲み水への投与、餌に混ぜるなど
投与方法も様々です。

そしてワクチンが劇薬指定されている
ということも大きく表示されています。
これらは2016年のデータとして公表されています。

私自身、酪農を体験した時期がありました。
北海道の牛乳農家でした。
実際に獣医さんが牛舎にやってきて牛に注射を打つ場面、
抗生剤入りの餌を食べる牛たち、
搾乳の際に牛の乳に塗る黄色の消毒剤…。
それらを自分の目で見ました。

どこよりも新鮮で美味しい牛乳が飲める
はずの酪農の現場にいながら、
(農園長から、搾りたての牛乳飲み放題の許可が出ていました)
薬漬けの飼育環境を目の当たりにして、
気持ち悪くなり、牛乳が飲めなくなってしまいました。

これは私が経験した、一場面にすぎません。
ですが、現代の畜産業ではこのような
予防接種、抗生剤、消毒薬などの薬品を大量に使用して
畜産業を行うのが常識となっています。

有機肥料による土壌汚染

除草剤、農薬たっぷりの餌を食べ、
薬漬けにされた健康状態の家畜の糞。
その堆肥を撒いた畑。
その土は健康になるでしょうか?

もちろんなるはずがありません。
家畜の糞に含まれる栄養素と同時に、
同時に残留農薬、残留薬品が含まれた
堆肥は土壌を汚染します。

汚染された土壌で育った野菜はどうなるかというと、
当然汚染された土の養分を吸い取って大きくなり、
汚染物質も吸い上げてしまいます。

これが動物性堆肥の問題です。

有機JASでは、化学的に合成された肥料を与えない事が条件なので、
上記のような動物性肥料を大量に投与した場合でも、
認証を取得することには、何も問題はありません。

硝酸性窒素

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聞きなれない言葉ですが、これがかなり重要です。
硝酸性窒素(しょうさんせいちっそ)と読みます。

自然由来の動物性堆肥でも大量に投与しすぎると、
この硝酸性窒素というのが大量に発生してしまう事が
わかってきました。

硝酸性窒素は、ここ数年大きく取り上げられる
ようになってきた物質で、
発ガン性、ヘモグロビン血漿(血中の酸素運搬を阻害)
など深刻な毒性がある事が確認され、
海外では乳幼児の死亡事故が発生するなど、
問題視されるようになってきた物質です。

病気をして、健康を意識するようになり、
有機JASマークの食品のみを厳選して食べるようになり、
次第に体調を崩し、ほぼ寝たきりの状態まで
健康状態がボロボロになった。
その原因を突き止めていくと、
有機JAS食品中に含まれる硝酸性窒素が原因だった。

そのような事例はここ数年でよく見聞きするようになってきました。

オーガニックにこだわって高いコストをかけて
安全と思った食品を摂取し続け、
その結果病気になってしまったのでは元も子もありません。

これは有機JASという制度が食品の健康状態を
測る指標ではないという、そもそもの仕組みに原因があります。

有機JASは農業の方法を定めている基準であり、
農産物が健康かどうかを直接確認できる認証ではないという事です。

どんな農法でも発生しうる

誤解して欲しくないのは、
有機JAS企画の農産物だから硝酸性窒素が発生する、とか
動物性堆肥だから硝酸性窒素が生じるという事ではありません。

植物性堆肥においても発生リスクはあります。
植物性堆肥の与えすぎによる過剰栄養の土壌は
同じく硝酸性窒素を発生させる原因になり得ます。

また、化学肥料を施した畑でも、
同様に硝酸性窒素の発生リスクは存在します。

実際に北海道の酪農家で、化学肥料を原因とする
家畜の突然死という実例があります。

化学肥料を通常どうり、牧草に撒き、
しばらく雨が降らなかった。

化学肥料が撒かれた牧草を食べた牛が
その日のうち、数日内にバタバタと死亡していった。

その原因は化学肥料の濃度が濃くなってしまった牧草を
食べた為の、硝酸性窒素摂取による死亡でした。

通常であれば、散布された化学肥料は雨と共に
土中に浸透してき、土壌表層の化学肥料の濃度は
ある程度薄まるはずでした。

ところが、雨が降らなかったため、
化学肥料の濃度が濃い状態のまま、
牧草がその養分を吸収して育ってしまった。

そこに硝酸性窒素が含まれていた訳です。

その牧草を食べた牛は、
上記に述べた、ヘモグロビン血漿を引き起こし、
酸素が体内に運ばれずに窒息死(ぽっくり病と呼ばれています)
をしてしまいました。

酪農家にとって、これは脅威なので、
注意喚起が行われている現状があります。

硝酸性窒素の問題は
架空のものでも、遠い世界の話でもなく、
現実に起きている問題ということがわかります。

硝酸性窒素の発生は、有機か化学肥料か、
動物性堆肥か植物性堆肥かという
農法や肥料の種類というポイントではなく、
土壌中の過剰な栄養状態に原因があるという事を
踏まえておく必要があります。

良質な動物性堆肥もある

動物性堆肥の弊害について述べてきましたが、
良質な動物性堆肥というものも存在します。

遺伝子組み換え飼料を与えず、抗生剤やワクチン接種なども
最低限に抑えたような、健康的な飼育環境で育てられた
家畜の排泄物を使用している有機農家さんもたくさんいます。
問題は資料の質と量です。

実際に農家として農作物を育て、売って生計を立てるのに
堆肥を使用しないというのは現実的ではありません。
生産効率を上げ、収量を増やさなければ、
農業という仕事を継続することはできないからです。

どのような堆肥を与えた畑で、
どのような栽培過程を経て育った農作物なのか?
そこが大切です。

安全な農産物の見分け方は?

じゃあ、どうしたら本当に安全な農産物を探す事ができるの?!
有機JASでも危険性があるなら、どのような基準で選べばいいの?!

という疑問が出てくると思います。

本当に安全な農産物の探し方について解説します。

トレーサビリティー

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本当に安全な農産物を見分けるの方法は簡単ではありません。
本当に安全な農産物かどうかを見極める為の
有益な方法の一つは、トレーサビリティーです。

トレーサビリティーとは生産履歴の事。
どこの誰がどのような農法で作った農作物か。
それが履歴として辿り、追跡調査が出来るかどうか?
というものになります。

ここ最近では顔の見える野菜として、
スーパーなどでも農家さんの写真付きの
販売方法を見かけるようになってきました。

これは消費者のニーズに応えた、
スーパーの宣伝方法です。
消費者としては、どこの誰が作ったかもわからない野菜ではなく、
どこの誰が作ったかという信頼を一緒に購入したい
というニーズがあるため、それに応えた販売方法です。

この取り組みが進んだケースでは、
農家さんの写真の横にQRコードが付いていて、
スマホで読み取ると、農家さんの紹介や、
畑の様子、農薬の使用量や回数などの生産履歴を
見る事ができるようなケースもあります。

トレーサビリティーはまだ普及率は高くはありませんし、
トレーサビリティーの精度(どこまで調べられるか)
もばらつきがあります。
情報開示には農家の手間もかかる事や、
情報開示しない、したくないという農家も多く、
これからの普及に期待したい所ではありますが、
私たち消費者はできる限り、
トレーサビリティーの確認できる、
農産物を探して購入する事で、
安心な農産物を購入する事ができます。

ですが、トレーサビリティーを逐一買い物の度に
確認する事は、非効率的で現実的ではありません。
以下にお勧めの具体的な方法を紹介します。

有機農家からの直売購入

一番現実的で、確実なのは、安心できる農家さんとの付き合いで
農作物を購入する方法です。

最近では、有機農家が自分の販売サイトを設け、
消費者と直接の取引で野菜を宅配するサービスを
している事が多くあります。

個人で行っている農家さんもありますが、
農事法人といって、複数の農家さんが集まって、
有機野菜の宅配セット、というような形で
農産物を売っているグループも数多く存在します。

田舎に住んでいる方なら、そのような農事法人が
経営する直売所というのが、意外と近くに
あるケースもあります。

そのような購入方法では、農家さんの顔が見えることはもちろん、
どのような理念で農作物を作っているのかが
ホームページやパンフレットなどで確認できます。
必要に応じてメールや電話で生産履歴を確認することも可能
である場合がほとんどです。

逐一、一つ一つの野菜の生産利歴を調べなくとも、
信頼できる農家さんの野菜であれば、
安心して購入することができるメリットがあります。

自分の目と舌

自分の舌と目で見分けるという方法です。
そんなことできる訳ない、と思うかもしれませんが、
簡単にチェックできる目安があります。

肥料を多量摂取した野菜の特徴は、
・色が濃い
・サイズが大きい
・早く腐る
という特徴があります。

これらの野菜は上記に述べた硝酸性窒素を
多く含む可能性が大きいという事です。

見た目には良い、鮮やかな緑色、丸々太った大きさ
などの一般的には良いとされている特徴があります。

実際にこれらの野菜を食べてみると、
えぐみ、苦味を強く感じる事があります。
なんか美味しくない、なんか雑味がする…。
という味の違和感を感じる事があります。

同時に大味という表現で表される事がありますが、
大きいがゆえに中身がスカスカで、
味わいに欠ける。味が薄い。
それも1つの目安になります。

これに対し、自然に近い農法で作られた農作物は
先ほどとは逆で、
・色が薄い
・サイズが小さい
・長持ちする
という特徴があります。
食べると体にすっと入る、透明感のある感覚が伴います。

味が濃い(えぐいとは異なる)、
ぎゅっと詰まった美味しさを感じる。
少量でも満足感がある。
そのような特徴もあります。

1つ1つの農作物の購入時に、
逐一のチェックをするのは現実的ではないかもしれませんが、
できる限り安全、安心な野菜や食品を摂取できるように心がける。
その意識を持って、購入したり、
生産履歴を調べたり、情報を勉強していく。
そうすることで、食生活は大きく変わっていくと思います。

自分で栽培してみる

もし畑などできる環境がある人は、
小さくて良いので、栽培にチャレンジしてみることをお勧めします。

農作物がどのようにできるのか?
無肥料、無農薬で作るとどうなるのか?
そのような実際の体験は、安全な食物を
得るための大きな経験値となります。

もし都内のマンションなどでも、プランターを置く事ができる
スペースがあれば、ホームセンターでプランターと
有機の培養土という土がありますので、
お好きな種や苗を購入して、
小さな家庭菜園を楽しんでみることもお勧めです。
ベランダなどがそれ程汚れることもありません。

育てる楽しさ、収穫の楽しさに加え、
野菜のできる過程、仕組みがわかりますし、
家庭菜園では過剰に肥料をあげる事はないので、
自然本来に近い色やサイズの野菜が
どのようなものかという事が肌感覚で
理解する事ができるきっかけになると思います。

自然農〜究極の安全農産物〜

自然農という農法があります。

大まかに説明すると、
農薬や化学肥料はもちろん、
有機肥料も一切与えない。

土中の微生物や虫達の働きや雑草の働きを
通して土作りをし、土本来の力を生かして、
自然の営みの中で育てるという農法です。

自然農については、あまりにも奥が深すぎる世界なので、
簡単な説明に留めますが、
興味のある方は「福岡正信、川口由一、不耕起栽培」
などのワードで検索してみることをお勧めします。

この農法で作られる野菜は上記の
・サイズが小さい
・色が薄い
という特徴が顕著にあります。
一般的にはあまり喜ばれない野菜の見た目かもしれません。

ですが、食べてみると味の違い、
歯ごたえの違いなどはケタが違うと思う程の差があります。

問題は入手が非常に困難であり、
入手できても、通常の倍近い価格の
高額な野菜となってしまう場合が多い
という欠点があります。
一般のスーパーで取り扱われることは極めて稀です。
ネットでの直売が最も探しやすいです。

自然の営みの中での農法のため、
収穫量が一般的な農法に比べて少なく、
収穫までの時間も長くかかり、
雑草対策、害虫対策などもかなり手間がかかります。

野菜本来の味がして、体に違和感なく入る。
環境にも負荷が少なく、
究極に持続可能な農業が可能です。

もし運よく自然農で作られた農産物に巡り合えたり、
自然農の農家さんと知り合えたら、
ぜひ購入してみたり、話を聞いてみることをお勧めします。

まとめ 〜持続可能な世界を目指して〜

・オーガニックでも、危険性のある農産物が存在する。

・有機JAS規格は、食品の安全性ではなく、農法の規格である。

・有機JASでも使用していい農薬が存在する。

・有機JASの大きな問題点は有機肥料。
 特に動物性堆肥による土壌汚染が問題視されている。

・硝酸性窒素の深刻な健康被害が注目されている。

・安全な農産物の見分け方
 トレーサビリティー、有機農家からの購入、自分の目と舌で確認

・家庭菜園やプランター栽培での経験も有益

・自然農という究極に安全で持続可能な農法がある。

自然農のような安全な農法に全ての農業が
切り替わる事が出来たら、
安全な農産物が消費者に届けられ、地球環境も守られる。

そんなの理想に過ぎない。かもしれませんが、
これはここ数年話題になるSDGsの観点から見ても
これからの世界において、私たちが目指すべき、
間違えのない選択肢です。

残念ながら現代の農業は、これとは程遠い現状があります。
農薬を使用する、一般的な農家の方に話を聞いてみると、
農薬の使用は必要悪であるという見解を持っている方が大半です。

「仕方ないよね。私たち農家だって食べてかなきゃいけないから。」
という言葉をよく聞きます。

農家は農作物が売れなければ生活ができません。
だから市場が求める綺麗な形、濃い色、大きなサイズの
農作物を作ります。
作らざるを得ないという方が正解かもしれません。

農家は自分で食べる野菜は別の畑で作る。
という話を聞いた事がある人は多いかと思います。

出荷する野菜は見栄えよくサイズ大きく作らないと
売れないから、そうする。

でも自分たちが食べる野菜は安全が大事だから、
売る野菜とは違う、安全な畑で安全に作る。

現状の日本の農家には、そんな矛盾が存在します。

消費者が求めるものを市場は供給する原理があります。
売れるものを作るのが生産者の仕事だからです。

私たち消費者が今より少しでも、
自然農的な農産物に興味を持ち、
日常的に購入するように働きかける事が、
本当に安全な有機農業を推進する原動力になります。


安全で、安心な農作物の生産と、
持続可能で次の世代に自慢できるような
地球環境の維持存続を願いつつ。

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